ねむい

睡魔と戦うのに忙しいので労働は別な人に任せたい

『あの娘にキスと白百合を』4巻 感想


萌さん可愛い!!!!!!!


(2/29 22:41 追記)

ブルーバード・ドライブ

萌さんが可愛い。
好きな相手のためなら自分が辛い状況になる選択肢も取れる。萌さんは芯の強い女性です。
それでいて甘え上手なのがズルい。

最果ての日

萌さんが可愛い。
1巻での髪型回の時もそうでしたが、萌さんは瑞希の過去も現在も未来も全て欲しい独占欲の強いタイプだなーと思います。
そんな彼女が罪悪感から「自分のことは忘れて走って」という辛い選択を再び選びます。
この罪悪感について今更だなと思うのですが、P56で萌さんは「走る瑞希のすべてが欲しい」と独白しているので、自分が足枷になって瑞希の走りを邪魔した事に罪の意識があるのかなと。
1巻の回想の時も、走ることへの憧れがあるみたいな事を言ってましたしね。

傘の中で泣くシーンでは、二人の関係が"もっといい距離感"になったと思うですよね。
瑞希は「萌のために走る」、萌さんは「走る瑞希の全てが欲しい」「私の半身」など、距離が近すぎたと思うですよね。
それが、瑞希が萌さん無しで走る(=萌さん抜きでも自分の進路を決められる)ことができるようになり、距離が開きます。
瑞希の「したいこと見つかったら 誰より先に…お父さんやお母さんより先に聞いてくれる?」という台詞も、萌さんの「もちろん 私と瑞希の仲じゃない」という台詞も、以前の2人だったら当たり前すぎてわざわざ口に出さないような事だったんじゃないかな、と。
でも距離が開いたからこそ、新しい2人の関係を作れるようになったんじゃないかなと思うんですよね。
その新しい2人の関係はこの後のお話に登場しますね。

ところで、瑞希と勝負した時の黒沢さんの「ふうん?」が最高にイケメンすぎますね。
こう…黒沢さんは天才らしく振る舞うと最高にカッコイイです。

エンチョウセンの彼女

扉絵は、1話の扉絵を後ろから見たアングルですね。
郁は2巻のあのキス小劇場のキャラですね。まさか再登場があるとは!
一歩を踏み出せない自分に嫌気が差しちゃうキャラ、いいですよね。
あのタイミングが掴めなくて何日も先送りになって結局実行できないのはあるあるすぎて泣けます。
それと、気になる相手を自分のイメージで測りすぎな所も、この手のタイプにはあるあるな話ですよね。大仰に捉えてしまうというか、憧れてるので等身大以上にとらえてしまうんですよね。それでなおさら緊張してしまうという。
なので、白峰さんに尻尾を振る黒沢さんを見た事でイメージが変わったのは良い影響だったんじゃないかと。
大切なのは、1歩踏み出すことなんです。そうすれば、状況はずっと良くなるんですよね。
郁に親近感を覚えたので、勇気をもらえました。

あと郁の黒沢さんの美化具合すごい、すごくいい。

それが愛だと言ってくれ

もみじ→郁←小萩
サブタイトルは、池を渡る猪上小萩の台詞の事を指してますよね。
「関わったらケガしたりムカついたりつまんなかったりいろいろありますよ
 けど、私が思うに友情というのはそういう風に傷つくこともあるけど…相手の人生につき合う覚悟のことです」
それが愛だと言ってくれ。




続きはまた今度。