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ねむい

睡魔と戦うのに忙しいので労働は別な人に任せたい

祝卒業

先日、竹原市にて行われた竹原南高校の卒業式に参加してきました。
直接会場に入ることは叶いませんでしたが、自分的にフォーマルな格好をして、心は会場にいる気持ちでした。

卒業式に参加している時の私は、ずっと父親みたいな気持ちで、作品が、キャラが、よくぞここまで大きくなったな…という気持ちでした。
卒業証書授与で、名前を呼ばれた時に体育館に響き渡るまっすぐな返事、素敵な仲間からの祝辞、豪華な演奏、そして最後の挨拶。
どれも、キャストのみなさんが一生懸命に作品作りをしてきたからこそ与えられたものだと思いますし、スタッフの皆さんもそれを本気で祝福していてとても幸せな時間でした。

さらに、式の途中から和馬さんへの気持ちも強くなり始めました。
主人公4人のキャストさんと、作品のキャラがダブって見えてきた時に、和馬さんに「あなたの娘さんは本当に本当に立派になられましたよ…」と亡き和馬さんに報告したい、労いたい気持ちになりました。

式が始まる前、私は竹原市の郊外呉方面(消防署あたり)の方を散策していたのですが、その時にふと和馬さんについてある事を想いました。
「和馬さんは楓ちゃんに何を残したのだろう」と。もちろんローライS35を残したわけですが、それ以外に何を残したのだろうと。
私は和馬さんが楓ちゃんに"安心"を残したのではないかと感じています。
それは生前楓ちゃんが撮った写真を「大丈夫」と言ってなだめたり、ワガママを言わせたりといった「世界に受け入れてもらえる安心」や、珠恵さんやマエストロやはるみさんや夏目さんを通して楓ちゃんに伝えられた言葉の数々による「見守られている安心」ではないかと感じています。
和馬さんは楓ちゃんが幼いうちに亡くなってしまいましたが、その心や願いはたくさんの人の口から楓ちゃんに伝えられている、その想いが受け継がれて楓ちゃんに届けられているのではないか、と。

そして、卒業式で立派になった竹達さん=楓ちゃんを見ると、和馬さんの願いは無事に届けられて成就されたんだな…とそう思うと目頭が熱くなりました。
以来、アニメの卒業式のシーンで珠恵さんに抱えられたローライが映るシーンに私の中では珠恵さんの横で笑いながら泣いている和馬さんの姿が浮かぶようになりました。



話は卒業式から離れましすが、旧笠井邸に飾られていた夏目さん役の緑川光さんの「あなたにとってたまゆらとは?」という質問に答えた色紙に感動いたしました。
緑川さんは色紙に「託す希望」と書かれていて、これが夏目さんの願いだったのか!と気付きました。
夏目さんは2期9話の時、和馬さんが自分と同じように年を取った姿が見られない事を残念がっていました。
それはきっと、新しい和馬さんの写真が見られなくなって残念、という気持ちもあったんだと思います。
だから、楓ちゃんの写真に和馬さんと同じものを見た夏目さんは、きっと楓ちゃんに「亡くなった和馬さんの分まで写真を撮ってくれ」と希望を内心託していたのではないかと気づかされました。



卒業式には、中島愛さんと坂本真綾さんがいらっしゃってそれぞれ3曲ずつ主題歌を披露していただきましたが、そこで改めて歌の力というものを実感しました。
スピーカーから響いてくる感情、声の圧。熱。
こんなに強く感情が乗った歌を聴くのは初めての体験だったかも知れません。
卒業生でないにも関わらず、送り出されるような気持ちになりました。
加えて、卒業式にて坂本真綾さんが仰っていた「さよならは大丈夫」という話に、私自身も強く背中を押されました。
これまで生活に漠然とした不安を抱えていたのですが、それがふっと軽くなり「きっと大丈夫だ」という安心感に変わりました。
根拠はありませんが、きっと大丈夫、そう考えるだけで不安が和らいでいきます。


実は、卒業式が予定通り終わった後のバスで広島空港に移動しないとならなかったのですが、たまゆらイベントという事で延びに延び、会場を出るかどうか決断しなければならなくなりました。
しかし会場を出るかどうかのギリギリの時間ではまだ東山奈央さんの挨拶が終わった程度で、主役4人のコメントまで達していなかったんですね。
ですから、「主役4人が卒業する姿を見届けなければ卒業式に参加したとは言えない」と決断しバスを見送りました。
今日の宿も明日帰る便も決まってませんでしたが、きっと大丈夫、という想いがあったので不安はありませんでした。
結果的に、卒業式の後の謝恩会に参加できたり翌日竹原を1日観光できたので、この判断は大正解でした。



最後に、竹原という街の懐の広さについて。
商店街でたまゆらの曲を流し、たまゆらのグッズも売り、謝恩会として夜の20時頃まで商店街で騒いでも許してくれ(ていると思う)、たまゆらファンを「たまゆらさん」として暖かく迎えてくれる竹原という街がすっかり好きになってしまいました。
普明閣から見る眺め、朝日山から見る眺め、旧笠井邸から見る眺めも大好きです。
たまゆらのイベントの有無に関わらず、また「憧憬の路」の時に竹原に来ようと思います。竹原市のみなさん、ありがとうございました。また秋にお会いできる事を願って。
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