ねむい

睡魔と戦うのに忙しいので労働は別な人に任せたい

退学時のメモを晒す

はじめに

この記事は、「退学 Advent Calendar 2016」の3日目です。

www.adventar.org


私は今年の3月に通っていた大学院を退学しました。
その際に経緯等をこのブログに投稿するつもりで書いたのですが、途中で辛くなって下書き止まりにしていました。
この記事は、その時の下書きにしていた記事を掲載したいと思います。

本題

今度から就職して働き始めるので、最後の精算がてら退学エントリを書く。
別に酷い環境だったとか、ドラマチックな出来事があったわけではない。
ただただ怠慢なだけだった。


プロフィールとしては、地方の元大学院生。M1。
書類上は今年の春に退学したけど、秋頃から大学に行かなくなっていた。

辞めた理由は色々あるけど、知識の下地が無さ過ぎた。そして知識の習得を軽んじていた。
研究に必要な知識は入ってから身に付ければいい、と軽く考えていたのが良くなかった。

大学院生になると(大きく院によると思うけど)研究以外の事が増える。
単位を取るための授業だったり後輩の指導だったりである。

その合間を縫って勉強しなければならない。研究(主に論文等のサーベイだけど)もしなければならない。
もともと勉強が上手ではなかったので、少ない時間で効率よく勉強する方法が身についていなかった。
努力不足も否めないが、研究に必要な知識が身につかないまま時間は過ぎた。

また、知識が身につくとわかってくるのが自分の無知さであり、知れば知るほど知らないことが増えた。
ある時、不足した知識を補おうとカリキュラムを組んだ。授業みたいにコマ割りして。
その結果、1年ぐらい勉強しないと必要な知識が身につかない事がわかった。
もちろん素人が作ったカリキュラムなので、それが正しかったかはわからないけれど、かなりショックだった。
そこそこハードなスケジュールでも、こんなに時間が掛かるのか、と。
今までそんなに真面目に勉強してきたわけでもない。不真面目に分類される人間だった。
しかし、院進学前はこここまで自分が至らない人間であるとは考えていなかった。

知識が無ければ論文は読めぬ、授業についていけぬ。
授業や勉強のストレスで後輩への指導が滞る…。

ある時期から、朝起きるのが辛くなった。
心の中の「休もう」という声が心地よく聴こえはじめた。
3限から出るようになり、4限から出るようになり、週5が週3にまで減った。


秋頃、進級に必要な書類の期限が迫っていた。
この書類を出せないと2年目はない、そういった書類だった。
2年次の研究計画が書けなかった。自分の研究の方針がわからなくなっていた。そもそも研究が出来ていなかった。
あまりにも酷いので、少し担当教授に相談してみようと思った。教授はいい人だったので、相談に乗ってくれると考えていた。
そう思った矢先に教授から書類の提出を催促するメールが来た。そこにはもっと上の教授の名前も連ねてあった(書類にはそういった人の許可や判が必要)
追い詰められていた私は、このメールを手助けではなく脅迫じみた、背中から銃を突きつけられているような感覚になった。
味方がいないと錯覚した私は、その日から大学へ行かなくなった。

とはいえ、本を読むのが好きだったので大学の図書館は利用していた。
図書員の方とは学部の頃から顔なじみで名前も覚えてもらっていたが、大学に行っていない事は隠したまま本を借りて読んだか読まないだかで返していた。
思えば学部生に悪かったと思う。常に図書館の貸与限界数まで借りてたし。
学校に行かない時期はひたすらアニメとゲームをやっていた気がする。ちょうどこのブログを始めたのもこの時期だ。


不登校になって2~3ヶ月くらいした時、教授から呼び出しのメールが来た。

※ ここで辛くなって書くのを辞めた

おわりに

働き始めたら使えるお金が増えたので、これでいいのだ(生涯年収は減った)