2019年の百合を振り返る
今年も2019年に私が新しく触れた百合を振り返っていきます
リスト
- となりの柏木さん
- たとえとどかぬ糸だとしても 4, 5
- 新米姉妹のふたりごはん 6, 7
- やがて君になる 7, 8
- やがて君になる 佐伯沙弥香について 2
- 徒然日和 2, 3
- はなにあらし 4, 5, 6
- 東京城址女子高生 2
- 絢爛たるグランドセーヌ 12, 13, 14
- 籠の少女は恋をする 3
- 明るい記憶喪失 4
- 熱帯魚は雪に焦がれる 4, 5, 6
- あの娘にキスと白百合を 10
- 屋上ぴかぴかロマンス 完全版
- ストレンジベイビーズ 完全版
- 将来的に死んでくれ 6, 7
- 理想と恋
- あの頃の青い星 1
- 先パイがお呼びです! 1, 2
- 安達としまむら 8
- ふりだしにおちる! 2
- 海猫荘days 1
- ささめきこと 1~9
- はねバド! 16, 17
- 夜と海 2
- 私の百合はお仕事です! 5
- グッバイ・ディストピア 3
- とどのつまりの有頂天 1, 2
- 総合タワーリシチ 完全版 上 下
- ヴァンピアーズ 1
- Still Sick 2
- 君に届け 1 ~ 30
- 君に届け 番外編~運命の人~ 1
- エルジェーベド 2
- 山田と加瀬さん。 1
- ひまわりさん 10
- ガラスの靴を脱ぎ捨てて
- ハロー、メランコリック! 1
- 付き合ってあげてもいいかな 1~3
- 行進犬に恋文を 1~3
- Roid-ロイド 1, 2
- きみが死ぬまで恋をしたい 1, 2
- citrus+ 1
- エクレア orange
- レゾナントブルー
- さよならローズガーデン 1, 2
- ルミナスブルー 1, 2
- きみのために世界はある
- 私は君を泣かせたい 1~3
- 私の少年 7
- CITY 7, 8, 9
- まちカドまぞく
- グランベルム
- 八月のシンデレラナイン
- 女子かう生
- CIRCLET PRINCESS
- アニマエール!
- ライフル・イズ・ビューティフル
- 雨色ココアside G
- 邪神ちゃんドロップキック
- Fairy gone
- アイカツフレンズ!輝きのジュエル
- 響け!ユーフォニアム2
- 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~
- みるタイツ
- きみの声を届けたい
- 百合展2019
- アイカツオンパレード!
- 小説 明日のナージャ ~16歳の旅立ち~
計71作品
ピックアップ
やがて君になる
今年完結作品その1。
1巻の頃から追いかけていた作品が終わって感慨深い気持ちです。
しかも終わり方が非常に私好みで、最終話は何度も読み返してしまいます。
人生を船路に例えた表現は2人の人生の船出を象徴しつつ、百合に限らず人生そのものに焦点を当てた壮大な終わり方だったと思います。
最終巻を読むにあたって1巻からぶっ通しで読み返したのですが、改めて1つの作品のとしての完成度に驚かされます。
なんといっても無駄が無い。余計なシーンが一切無く、細かいシーンでさえ後のシーンに繋がっていたことに一気読みすることで気づきました。
漫画作品としての『やが君』は終わってしまいましたが、『佐伯沙弥香について』などなど、まだまだ『やが君』の世界観は広がっていくようなので2020年も楽しみです。
はねバド!
今年完結作品その2。
毎年のマイベスト百合に2年くらい連続で選ばれるくらいに好きな作品の完結ということで、こちらも感慨深い終わり方でした。
有千夏は死なないと思ってたのですが、実際に死んで、その死を綾乃とコニーが受け止めて乗り越えているところに2人の成長を感じました。
個人的には最終巻でカップリングの花見みたいな状態になったのが最高でした。
そんな中でも相変わらず唯華とさきのカップリングは良かったですね。美里さき、志和姫唯華を泣かせた女。
あの娘にキスと白百合を
今年完結作品その3。
こちらも1,2巻の頃から追いかけてきた思い出深い作品。
白峰と黒沢が少しずつ歩み寄って歩み寄って歩み寄って成長していったのが良かったですね。
学生百合は恋愛要素としての側面のみならず子供の成長という面も楽しめるので2度美味しいのが好きですね。
色々なカップリングが楽しめる本作ですが、個人的には3巻の2人が至高でした。
幼馴染主従関係百合最高。
缶乃先生の新連載も楽しみです。
徒然日和
今年完結作品その4。
これから!という時に終わってしまって残念でした。
4人の四季の暮らしをこれからも見ていたかったと思わせてくれる4人の空気感が良い作品でした。
小春と真冬が両想いになったんだから、七椰と実里も進展が欲しかった!
熱帯魚は雪に焦がれる
胸をえぐる最新回。
救済の神、広瀬楓をもってしても覆せない2人の関係をどう詰めていくのか。
5巻を帆波小雪視点で苦悩を描き、6巻で天野小夏視点の苦悩を描くことで、小雪の前進が小夏にとっては離反に感じさせる演出がホントに見事に読者の心をえぐってくるのが本当にエグイ。
今後も目が離せません。
グランベルム
『グランベルム』のもっとも素晴らしい点はやはりアンナ・フーゴの憎悪ですよね。
ここまで執念深い嫉妬狂いのキャラは非常に珍しいと思います。
「あなたを傷付けるのが私の楽しみ」とまでハッキリと宣言し、相手を傷つけ、自身の憎悪だけで2回も復活。
深月エルネスタ深海を追い詰め罪悪感を持たせた点も、彼女の引き立て役として見事でしたね。
とどのつまりの有頂天
今年はあらた伊里先生の作品に初めて触れた年でした。
『とどのつまりの有頂天』もそうなのですが、ハイテンションながら細やかなキャラの心情を描いてくれるのが素晴らしい作品です。
『リシチ』では、ちはみや。『有頂天』では、ぺんししがドツボです。
『有頂天』の掲載誌変更で『有頂天』がどのようにパワーアップするのか楽しみです。
理想と恋
今年のベスト百合漫画の1つ。
ちゃんと百合を描いたのは初めてとは思えないくらいクオリティの高い百合漫画の短編集。
まず女の子が可愛い。そして可愛い女の子に動かされる女の子が可愛い。
心理描写も重すぎず浅すぎずで非常に読みやすいです。
百合ジャンルが長い人にも、百合に詳しくない人にもオススメできる良書です。
エクレア orange
全編最高奇跡のアンソロジー。