ねむい

睡魔と戦うのに忙しいので労働は別な人に任せたい

『芸能人はカードが命!9』お疲れ様でした。

『芸能人はカードが命!9』に参加された皆様方、お疲れ様でした。
今回が2度目のサークル参加でしたが前回以上の方に本を頒布することができました。ありがとうございます。
欲しかった本も入手できまして、本当に最高のイベントでした。

今後ですが、まずはホームページの更新が先決なので、今週中にキャラクターシート等をアップロードする予定です。
他にもサンプルシナリオ等を考えておりますが、こちらは今暫くお時間をいただく事なりそうです。申し訳ありません。
これからもより面白いゲームシステムを作っていきたいと考えていますので、お付き合いいただけると幸いです。

原稿進捗ガッシンゴー!

うわごと

去る2月14日に渋谷サンシャインシティA23ホールにて行われる「アイカツ!オンリーイベント 芸能人はカードが命!」にてスペースをいただけましたので、出展させていただく事になりました。
去年の2015年2月の同イベント6以来のイベント参加という事で非常に楽しみにしております。
今回は忘備録も兼ねて原稿の進捗や失敗等を書いておきます。

原稿状況

やばい。

忘備録的失敗

印刷所が決まっている場合は前もって注文。
ちょこっと製本様を利用しようとしたら注文を締め切っていて顔面蒼白になって気がついたら古本の匂いを嗅いでました。落ち着くよね。

その他

頒布数がまったく読めないので価格をどうするのか悩み中です…むむむ。
細かい金額だとお釣りの準備も面倒ですしなあ。

うわごと2

前の本よりはゲームとして確実に良くなっています。もうちょっとで胸を張れそう。
前回のイベントでは予想以上に多くの方に手にとっていただき望外の喜びでしたが、今回はサークル数も会場の広さも前回以上ということで、手に取っていただけるのか非常に不安であります。
ですが、手にとっていただけた方が喜んでもらえるような本を出せればと思っていますので、よろしくお願いします。
あとで正式(?)に告知ページは用意しますので、本の詳細はそちらで確認願います。

百合漫画感想02 『サイダーと泣き虫。』

花丸ハッピーエンド

離れていく大切な友達に振り向いてもらう方法が"自分が努力する事"しか知らない美冬の健気さと、それでも振り向かせられなくて最終的にお願いしてまで関係を戻そうとするみっちゃん可愛い。
5教科満点のテストを『あのキス』の白峰さんに見せたら発狂しそう。

畢竟デッドエンド

「みっちゃんはかわいそうな時がいちばん可愛い!」には賛同せざるを得ません。
美冬の悪口にキレたり、友達を辞めてなかったり、みっちゃんじゃないと嬉しくないなど、本当に本当にみっちゃんが大好きな夏子可愛い。
どこまでも自分を追ってきてくれる存在に無意識に甘えきっている夏子の甘さがいいですね。
もし途中でみっちゃんが夏子を諦めたら…などと妄想してしまいます。

ヒラヒラヒラク秘密ノ扉

梅ちゃんの口調いいですよね。男口調っていうほど乱暴じゃないけど、少しボーイッシュのような。
作品内で小夜部長と梅ちゃんの関係が変わっていく様子が素晴らしいですよね。
幼馴染から両片想い、時を経て腐れ縁、そしてカップル。
実らない恋に身を置き続けた梅ちゃんの苦しみ、自分の気持ちに気づいていく小夜部長の苦しみの果てに2人のハッピーエンドがある所が好きです。

ようこそ!オカルト研究会

梅ちゃんの「たしかに小夜はダメだな。ダメっていうか…ダメダメだな」から溢れる本妻感が好き過ぎます。
たった一コマ、たった一言から滲み出る付き合い10年来の重みですよ。

シンデレラ

計略を練るヒロインは好きですね。
言葉だけで誤魔化さず、実物のARメガネを入手して説得力を持たせるなど用意周到な所など。
オチを知って頭から読み直すと別の面白さがあるので関係だけじゃなくて漫画作品としても大好きです。
そして、最終ページ長髪ちゃんの「……別にいいかな…めんどくさいし」の黙っている間の思考を深読みするのが楽しいマン。

青春百合の主体性の高さ

青春百合は、周囲から影響を及ぼされる事が少なくて本人達の決心一つで状況が変わってしまうのが面白くもあり悲しくもあり。
余計なものがない分、その悩みも決意も世界の全てに見える。そんな熱くて切ないのが青春百合の良さですね。




余談ですが、あのキス4巻が23日に発売ですよ。

『ガールズ・シンドローム』 著:慎結

「ネムレルモリ」

あーちゃんの行動の全てがのん姉に向いている所が素敵です。
自分に振り向いてもらえないと判っていても尽くしたいあーちゃんの一途さと切なさにぐっときます。
お弁当のシーンの無力感は読んでて心が痛くなりますね。

「箱の中の姫君」

内藤さんが絹原さんに「死なないで!」と懇願するシーンが綺麗です。
たった一度だけ優しくしてくれた相手に対し「一緒に居てなんて言わないから、死なないでくれ」と相手を気遣って泣ける事はなんて美しいんだろう…と。
内藤さんは絹原さんに親切にされた時、「人に親切にされる」という当たり前の事を思い出したんじゃないかと思います。
そして絹原さんも内藤さんに頼まれた時に、何かを思い出したんじゃないかと思うのです。
内藤さんにとって絹原さんは絶望しかなかった世界に射した一筋の光なんじゃないかと。消えてほしくない光なんじゃないかと。

「夏の終わりに」

1シーンのみの短い作品ですが、2人の関係の深さを感じました。
4P目のさゆの横顔の美しさが、そのままリリカからの想いの強さなんじゃないかなと思いました。
「この町にはリリカがいた それでこれからもリリカがいる なかなかないね! そんなとこはっ」
は百合作品屈指の名言だと思います。もちろん、その後の
「リリカのにおい…」
も好きです。照れ隠しとしてそれをチョイスできる関係なんですよね。

青春の儚さともどかしさ

驚かせたり裏切られたり傷つけられたり叫んだり喧嘩したり離別したり…。
そんな切なくて辛い展開の多い作品ですが、終わり方はハッピーが多く読後感が心地よい一冊です。
作中の雰囲気はどちらかと言うと暗くてうっとおしいのですが、それも本書タイトルの『ガールズ・シンドローム』にふさわしいと思います。
不思議な気だるさの中で読む切ない物語の不思議な読後感、一度体験してみてはいかがでしょう。

自分の百合を見つめ直す

はじめに

この記事は百合 Advent calendar 24日目の記事として書かれました。
www.adventar.org

こんにちは、はじめまして。黄色です。
またまた私です。

今回は、私の中の百合を見つめ直して、百合の何が好きなのかを振り返ってみます。
またもや他の方が読んでも面白くないテーマかも知れませんが、よろしくお願いします。

百合とは何か

私の考える百合とは、"女性から女性に向けられたエゴ"です。
片想いも、意地悪も、嫉妬も憎しみも、全て身勝手で自分勝手な感情、つまりエゴだな…と。
一言で説明できるようになって、私自身が凄く納得しています。

好きな百合

  • 独占欲

百合と言えば独占欲。相手の視線を、気持ちを、時間を独り占めしたい。
振り向かせたい、振り向いて欲しい。自分のモノになってほしい。
時には殺意さえ、独占欲の形の1つとして顕現するのではないかと思います。
"欲"というと汚いイメージがありますが、その願いは純粋なものなんですよ。

  • 信頼

百合の中で生まれる信頼。単純に相手の事を信じているというだけでなく、"自分を曝け出して良い"という想いも信頼の1つの形だと思います。
嫌われても良いから自分を知ってほしい。あるいは、この人なら自分を受け止めてもらえる。
そういった信頼関係が好きなんですよね。
愛や恋も、究極的には信頼という概念に結実するのではないかと考えています。

  • 補完

お互いに足りないものを、パートナーで補えたら素敵ですよね。
普段は明るいけど肝心な所で引っ込み思案な娘と、無鉄砲にグイグイひっぱってくれる娘の組み合わせとか、周りには強がっているけれど実は寂しがりやな娘とそれを察して優しくしてあげる娘の組み合わせとか。
アイカツ!』のかえユリやひなじゅり、『ヤマノススメ』のひなあおがこれですね。

百合が与えてくれるもの

  • 絆の実在性

数年前から、人間不信というか自分を信じられなくてその影響で他人を信頼できない状況なんですが、百合を見ることで人はこのような綺麗な関係もあるんだな、そんな関係が作れるんだな…と人間同士の信頼関係を思い出させてくれます。
上記にもある通り、信頼や独占欲というのも人と人の強いつながり、絆なんですよね。
百合はそれを思い出させてくれます。
特に辛い状況がきっかけで結ばれる百合や幼なじみ百合はこうなることが多いですね。

  • キラキラした希望

百合はドス黒いものもあれば綺麗な百合もありますが、その多くは未来への希望なんですよね。
『屋上ぴかぴかロマンス』に収録されている「恋色エチュード」という作品に「その人ともっといい関係になりたいって気持ちが恋だと思うから」というセリフがあります。
百合がすべて恋というわけでもありませんが、上記でもある通り自分を曝け出して自分をもっと知ってもらいたいという感情やカップルになりたいという気持ちは、未来への希望ですよね。
百合を知ることで、私も未来への希望を教えてもらっています。

屋上ぴかぴかロマンス (百合姫コミックス)

屋上ぴかぴかロマンス (百合姫コミックス)


  • 恋愛の切なさ

百合は必ずしも結実するものではなくて、失恋することや三角関係になってしまうこともあります。
でも、それでも気持ちが消えたり嘘になったりしないですし、忘れるなんてこともそう簡単ではありません。
そういう強い感情の報われなさに、強い寂寥感を覚えます。
独占欲が満たされなかった結果とでも言いましょうか。でもそれも、一つの絆の形なんだと思います。
切ないくらい想うことが百合の感情の美しさなんだと思います。

まとめ

"百合 = エゴ"という構図がかなりしっくり来たので、これを報告するためだけに記事を書きました。
とにかく、身勝手でも自分勝手でも片想いでも両想いでも、誰かを想う感情は素敵です。

おわりに

今年は、年明けと年の瀬に百合漫画を大量に買い込んだり、百合 Advent Calendarに参加させてもらったりと、百合好きとしてはイベントが多い年になりました。
特に百合 Advent Calendarは、百合好きとして知見を広めることができただけでなく、自分にとって百合とは何かを見つめ直す機会になり貴重な経験でした。

見つめ直しても相変わらずの雑食で、どんな百合にもゲヘゲヘしていますが、やはり自分が何を好きなのか理解しているのとそうでないでは大きく違うと思いますし、これからの百合好きとしての生活がより一層、輝かしいものになるだろうと確信しています。

長々とお付き合いいただいてありがとうございました。
とても独りよがりで誰得な記事でしたが、百合に対する価値観を少しでも紹介することで百合好きが1人でも増えていただけたら幸いです。
激動の百合業界ですが、もっともっと発展してもっともっと人口が増えて欲しいと考えています。
目指せ、メジャージャンル。もっと多くの人に百合の花を愛でてもらえる日が来ることを願って結びとさせていただきます。
ありがとうございました。

2015年で熱かった百合カップリングBEST3

はじめに

この記事は、百合 Adevent Calendarの23日目の記事として書かれました。
www.adventar.org


今回は、私が2015年に知った百合カップリングの中で熱かったものを紹介いたします。

BEST3

それぞれ、アニメとコミックという分類でBEST3を決めています。
カッコ内は作品名です。

アニメ

ひなじゅり(アイカツ!)

アイカツ! あかりGeneration Blu-ray BOX2



ひなきと珠璃の互いに高め合う関係最高…。

私の趣向として、"普段は明るく振る舞っているけど、周囲に気を遣いすぎて自分を殺しちゃう女の子"が大好きでして、新条ひなきも明るく人懐こそうですが、アイカツ歴の長さから他の製作スタッフに気を遣って新しいアイデアなど自分を出せずにいるタイプでした。
そんなひなきの悩みを知ってか知らずか、幼なじみの紅林珠璃がひなきを引っ張ってひなきの悩みを吹き飛ばしてしまう所が最高です。
とにかく132話を見てくれ、という事です。

なかよし川(響け!ユーフォニアム)

響け!ユーフォニアム 6 [Blu-ray]




中川先輩がイケメンすぎる。
中世古先輩関係のトラブルで暗い顔になりがちな吉川先輩を、ちょっかい出して気晴らしさせてあげる中川先輩の気遣いが最高に尊いです…。
「喧嘩するほど仲が良い」という言葉を発明した人に名誉ある賞を送りたい気分です。
劇場版の前売り券付きクリアファイルのイラストがちょっと強引に中川先輩が吉川先輩を抱き寄せてツーショットしていて最高に最高ですよね。
まだ入手できていませんが、絶対にゲットしたい所です。

マミロー(シムーン)

EMOTION the Best Simoun(シムーン) DVD-BOX


同郷お嬢様庶民カップル最高。
最初はマミーナの一方的なケンカ関係だったものが、ロードレアモンの覚悟に感化されて次第に仲良くなっていく様が素敵です。
2人で仲良く笑い合っているシーンが見れた時は感無量でした。髪を結うシーンはもう…。
肌に触れ合うやり取りって良いですよね…。

その分、マミーナの最期も辛かったですが。
でも、ロードレアモンとの交流がなければあのように気高い最期は迎えられなかったんじゃないかなと思っています。

コミック

石橋x河合(屋上ぴかぴかロマンス)

屋上ぴかぴかロマンス (百合姫コミックス)


石橋ちゃん兄貴。
河合ちゃんの「無理して親切にしなくていいよ」に対する「無理してるわけじゃないよ」というシンプルで明確な意思表示の仕方がカッコイイです。
最期におでこにキスしてドヤ顔している所もちょっと卑怯で良いですね。先手必勝みたいな(?)

雪奈x十和子(あの娘にキスと白百合を)

あの娘にキスと白百合を 3<あの娘にキスと白百合を> (コミックアライブ)


"未来を失くす事で時間を止めて過去を永遠にしたかった"十和子と、"未来まで引き継がれていく事こそが永遠になる"という雪奈の価値観がぶつかる百合は最高に熱かったです。
十和子の孤独というか、雪奈にも相談せずに独りであんなに辛い決断をして行動に起こしていた事が何よりも雪奈への愛の深さなのだと思います。
そして十和子の動向に気付けなかった雪奈が自責して2人でゆりねに謝るところが、2人で背負っていく覚悟を現しているようで胸が熱くなります。
廊下で忠誠を誓うシーンは『マリみて』のスールの儀式のようでシン…とした空間に誓いの言葉が木霊していくようでした。

雪奈の「私から逃げるのだけは許さない」という言葉は、未来にこそ永遠があるという考えを確信させてくれます。


『あのキス』のカップルは、中等部~1年生組は「将来どうなるか判らないけど今は一緒に居て欲しい」という具合に対して2年生以上組は「私の半身」とか「私から逃げるのだけは許さない」とか一生を誓い合っているのがいいですね…。

夏子x美冬(サイダーと泣き虫。)

サイダーと泣き虫。 (IDコミックス 百合姫コミックス)


「美冬はさあ、あたしのほかに友だちいないの?」
「私の幼なじみがかわいいです。私のですわたしの!!」
「みっちゃんはかわいそうなときがいちばん可愛い!」
「持ち物に名前を刻み込むように少しずつ傷つけた」

明言のオンパレードです。もう、最高ですね。
身勝手で酷くて独占欲丸出しな夏子の感情が大好きです。
こんなに意識しているのに愛でも恋でもないと夏子が定義しているあたりがもうなんか百合ですね。この世でこの2人だけの特別な関係なんですよ。

美冬を傷付けて悦んでいる夏子も大概ですが、そういう態度を取られてもなお夏子との繋がりを持とうとする美冬の寂しさ、孤独への恐怖がまた良いですよね。
ラストシーンで高圧的な態度から一転して「悪いところは直すから」とか「夏子がいればそれでいい」と弱みを曝け出していく所がもう嗜虐心を唆ります。


おわりに

今年は、百合 Adevent Calendarに参加した事で百合作品の知識が爆発的に増えた事もあり、選出に苦労しました。
特にコミックで悩みに悩みましたが、作品ではなくカップリングという観点から選んだら…と考えた結果、上記のものとなりました。
ただのイケメン女子紹介コーナーになってしまいましたが仕方ない。
イケメン女子はいいぞ。

お前昨日アレだけべた褒めした『コレクターズ』は選外かよという話ですが、忍と貴子はなんかもう幸せ空間すぎて殿堂入りです。

みなさんもカップリング単位で振り返ってみてはいかがでしょうか。
どんな百合が自分の琴線に触れるかを見つめ直すことで、新しい百合の扉が開かれるかも知れませんよ。

私、仁藤さんのこと 好き、なのかな

はじめに

この記事は、百合 Advent Calendar 22日目の記事として書かれました。
www.adventar.org

こんにちは、はじめまして。黄色です。
百合 Advent Calendarで書き手の居ない22~24の記事を勝手ながら書かせていただきます。
もともと主催でもないのに宣伝したり複数日書いたりと好き勝手やっていたので、最後まで好き勝手を貫き通す所存です。

さて、今回の記事は『コレクターズ』の感想です。

コレクターズ 1

コレクターズ 1


先日、ようやく購入したので、その衝撃を綴ってみたいと思います。
わざわざ語るまでもない素晴らしい作品ですが、初見時のメモも兼ねて書き残しておきます。

感想


すっげえ……!!!

とにかく、初見の衝撃たるや。
第1編から飛び込んでくる忍と貴子のケンカ話というのが、端的に2人の関係を現していて、『コレクターズ』という作品の空気感が一気に掴めましたね。

そして各編の最終ページに挿入されるモノローグがまたいい、というか非常にいいです。
他のページでケンカのようなやり取りを続けて分かり合えないような素振りを見せつつ、でも本当は…。
と裏ではお互いを想い合う強い絆があることを都度、思い知らせてくれます。


1編1編の衝撃が大きすぎて、1編を読むごとに本を閉じて息を整えるような読み方をしていました。


百合に関係のない所では、忍と貴子のキャラデザが好みだったり、表紙の手触りや全体に施された上品な装丁がとても好みです。
特に、本体表紙と本体裏表紙の赤と黒のツートンがお洒落です。
Kindle化されない理由はこの装丁なんじゃないかと思います。
実物で買って本当に良かった。

装丁に手間を掛けてくれる単行本って読者として嬉しいですよね。

好みの編

No.3.5

最後のページの貴子の独白が全編を通して凄く好きです。
好きな人が選んでくれた物品をずっと覚えてて、それを使い続けるシチュエーションがかなり好きなんですよね。
こうやって想いは何気ない日常の中に溶け込んでいくんだなぁ…と思うと清らかな気持ちになります。

No.5.5

忍の女性関連の話になると態度が変わる貴子が可愛いです。
前のNo.5での不安な様子と相まって胸を締め付けるような想いに駆られますね。
あと、初版の本は大切にしようと思いました。初版に限らず大切にすべきですが。

No.7

"でも私は「忍が気にも留めなかった頃の私」を知っている"という最後のモノローグがいいですよね。
漠然とした不安は本人に直接聞かないと解消されないものだと思うので、それを抱えながら忍に伝えない貴子は芯の強さも兼ね合わせているなと感じました。
それにしても、忍はどうして突然に貴子を個体認識しはじめたのか…。

No.8.5

手袋編。こうやって、忍の興味を惹きつけ続ける貴子がいいですよね。
上記の他編にもあるように、貴子の不安がファッションだったり手袋だったり嫉妬だったりの行動に出ているのがとても情熱的で好きです。
直巳の要求がエスカレートしていく様子は全編通して一番好きなギャグですね。

No.10

貴子過去編。
14歳で経理として働いて、20歳になる頃には実権を握るあたり、貴子はかなりのやり手ですよね。
そして、大学1年時の貴子はバイトの都合で黒髪だったらしいので、それで忍に認識されてなかったんじゃ…。
ラストのモノローグは全編を通して1,2番目に好きですね。
全編に通して描かれている"今の時間が未来の保証にならない不安"がギュッと凝縮された一コマだと思います。

No.11.5

ラストのモノローグ、誰かの目線を憚る必要もないのに、小さな言い訳をして手を繋がる様に情緒があります。
いつもやっている事に少し工夫を加えるだけで、こんなに素敵な行為になるのか…と感じさせてくれます。
おみくじで忍の中吉を取り上げる貴子も可愛い。

No.12.5

ランジェリー編。
貴子の嫉妬や捨てられる恐怖、独占欲に素直なところは好感が持てます。
独占欲に関してはお互い様な所ですが、忍は嫉妬とか恐怖からは無縁というか、モノローグが少なすぎですね。
忍は単純に一緒に居る今が楽しいといった具合なのかも知れません。ベタ惚れだし。

presage

なぁんだ…?
構図は表情も相まって貴子の意識が存分に表現されている部分が好きです。
前半のはしゃぎようからの落差が良いですね。

En premier & Les autres

貴子が自分の気持ちに気づく場面はやはり良いですよね。
あの、つるが伸びていく演出はページを捲るのもゆっくりになってしまうような、じわじわとさせる圧迫感がありました。
そこから告白してキスするまでのテンポの良さは前述の圧迫感からの開放感もありとても魅力的です。
上でも書きましたが、貴子は自分の気持ちにストレートなのが本当に素敵ですよね。

番外編

キャラ紹介の「と、もう1人」の英語訳"the other one"が魔族っぽい語感ですよね。

おわりに

以前から『コレクターズ』の質の高さは聴いていたのですが、予想を遥かに超える面白さでした。
紹介してくださったsh4869さんに感謝!
sh4869.hatenablog.com


明日は、アイカツ!のカップリングについて書きたいと思います。
よろしくお願いします。